前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
■ダイナマップ <336A> 1,586円 (+300円、+23.3%) ストップ高
ダイナミックマッププラットフォーム <336A> [東証G]がストップ高。30日、同社と鹿島 <1812> [東証P]、三菱電機 <6503> [東証P]やセイノーホールディングス <9076> [東証P]傘下の西濃運輸による共同提案による自動物流道路の社会実装に向けた実証実験が、国土交通省の事業に採択されたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。クリーンエネルギーを電源とする無人化・自動化された搬送機器を用いて、道路空間に専用のスペースを設けて荷物を運ぶ新たな物流システム「自動物流道路」の社会実装に向け、複数台の搬送機器による走行性能や、光ファイバーセンシングによる自動運転設備の簡素化の可能性などを検証する。成田国際空港内の専用路を使用し、自動運転車両「ZELOS(ゼロス)」3台による現場検証を行う。実証実験は11~12月中旬を予定する。
■クオリプス <4894> 6,640円 (+1,000円、+17.7%) ストップ高
クオリプス <4894> [東証G]がストップ高。大阪大発の 再生医療ベンチャーでiPS細胞由来の心筋シートの開発を手掛けており、その動向にマーケットの注目度が高い。そうしたなか、29日取引終了後に同社が手掛ける心筋シート(再生医療等製品)「リハート」に関し、保険収載後初となる第1例目の移植手術が滞りなく実施されたことを発表した。これを材料視する形で買いが集中した。株価は約3ヵ月にわたって下値切り上げ波動を継続中。目先は今週に入ってから調整を入れたものの、前日29日は下ヒゲを形成して25日移動平均線の上で踏みとどまっており、根強い投資資金の流入が観測されていた。
■T&Gニーズ <4331> 867円 (+127円、+17.2%)
東証プライムの上昇率トップ。テイクアンドギヴ・ニーズ <4331> [東証P]が3日ぶり急反騰。29日の取引終了後に、26年12月末株主から株主優待制度を導入すると発表したことを好感した買いが流入した。毎年12月末日時点で700株以上を保有する株主を対象に、特設サイトでグルメや電化製品、選べる体験ギフトや電子マネーなどと交換できる株主優待ポイントを保有株数に応じて5000~9万ポイント提供する。
■WIZE <3664> 26円 (+3円、+13.0%)
WIZE <3664> [東証G]が3日ぶり急反騰。30日午後2時ごろに、東京証券取引所スタンダード市場への市場区分変更申請に向けた準備を行うと発表しており、好材料視された。同社は現在、継続企業の前提に関する注記の解消に向けて取り組んでいるが、現時点で解消時期は未定であり、変更申請日や承認日についても未定であるほか、そのほかにも不確定な要素が含まれているため、変更申請に向けた準備を中止する可能性がある。また、変更申請が承認を受けられるかどうかについても不確定な要素を含んでおり、最終的に承認を受けられない場合がある。
■ノート <5243> 3,570円 (+380円、+11.9%)
note <5243> [東証G]が3日続急騰。29日の取引終了後に、姫路市教育委員会が管轄する全ての市立学校に「note」を導入したと発表しており、好材料視された。教育委員会向け「note pro一括導入プラン」を活用して導入され、市立学校107校(小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・特別支援学校)はそれぞれnoteを開設。また、市立幼稚園27園は教育委員会の公式noteから発信する。同プランは、教育委員会が管轄する学校にnote proをまとめて導入・契約できるサービス。一括して無料で開設できるほか、同社の教育担当ディレクターが、活用方法など学校が抱える情報発信の課題に合わせてサポートも行うとしている。
■巴川コーポ <3878> 954円 (+80円、+9.2%)
巴川コーポレーション <3878> [東証S]が6日続急伸。約4ヵ月半ぶりに年初来高値を更新した。30日は前日29日の米半導体株高を受け、AI・半導体セクターの主力銘柄をはじめ広範囲に同関連株物色の動きが顕在化した。そのなか、半導体実装用テープやパッケージ材料を手掛ける同社株にも上値を見込んだ投資マネーの攻勢が加速した。27年3月期第1四半期(26年4-6月)業績は営業利益が前年同期比2.4倍の8億7500万円と急拡大したことを受け、通期見通しも期初予想の10億円から16億円(前期比1%減)に大幅上方修正した。しかし、同社の予想は元来保守的との見方があり、今期業績についても進捗率を考慮して一段の上振れ余地が見込まれている。また、時価総額は依然として100億円程度と小ぶりで浮動株比率も低く、品薄感が上値の軽さを意識させたもようだ。
■メイコー <6787> 24,340円 (+1,800円、+8.0%)
東証プライムの上昇率5位。メイコー <6787> [東証P]が3日ぶり急反発。モルガン・スタンレーMUFG証券は29日、同社株の投資判断を3段階で真ん中の「イコールウエート」から最上位の「オーバーウエイト」に引き上げた。目標株価は3万9200円から3万9600円に見直した。同証券では、「揺るぎない競争力が成長市場で発揮される局面へ」と指摘。27年3月期下期からAIサーバー、LEO衛星、北米スマホ向け高付加価値基板の業績拡大が加速すると予想。材料コスト増に対しては、価格転嫁が進展しマージンは回復するとみており、今期以降の業績予想を上方修正している。
■杉村倉 <9307> 999円 (+69円、+7.4%)
杉村倉庫 <9307> [東証S]が急反発。30日、香港に拠点を置く投資運用会社リム・アドバイザーズによる保有割合が6.00%から6.20%に上昇したことが明らかになった。同時に保有目的を2025年12月に提出した大量保有報告書で記載していた「純投資」から、2026年9月30日を提出日とする変更報告書では純投資及び重要提案行為などに変更しており、思惑視した買いが入った。26年9月30日に関東財務局へ提出された変更報告書によると、報告義務発生日は9月24日だった。
■リビンT <4445> 1,800円 (+124円、+7.4%)
リビン・テクノロジーズ <4445> [東証G]が急反発。29日の取引終了後に、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を18万4000株(自己株式を除く発行済み株数の7.78%)、または4億6000万円としており、取得期間は10月1日から来年9月22日まで。株主優待制度の安定的かつ持続的な実施による株主還元と事業成長を両立することが目的としている。
■報国マテリア <5542> 1,349円 (+90円、+7.2%)
新報国マテリアル <5542> [東証S]が急反発。今月中旬を境に商いを伴い急動意し、にわかに出来高流動性が高まるなか、投資資金の継続的な攻勢で物色人気が本格化した。30日は後場に入り人気が加速した後、大口の資金が売りをぶつけて伸び悩む展開に。しかし、下値では根強い買いが観測されバランスを保った。低熱膨張合金(ステンレスインバー)の大手で最先端半導体関連の需要獲得にグローバル戦略を推進、半導体製造装置やAIデータセンター設備で必須となる高機能材料でニーズを捉えている。26年12月期は営業利益段階で前期比82%増の8億5000万円を予想、16年12月期の過去最高利益も視野に入ってくる。株価は一時17年11月につけた1494円に肉薄したが、仮にここをクリアすれば1992年以来34年ぶりの高値圏に突入する。
■BBタワー <3776> 270円 (+18円、+7.1%)
ブロードバンドタワー <3776> [東証S]が急伸。29日の取引終了後に、グローバルにIPコンテンツを展開する日本を代表する企業から大口案件を受注したと発表しており、これを好感した買いが流入した。受注したのはNAS(ネットワーク接続型)ストレージ製品と周辺機器及び保守・運用サービスで、受注金額は約38億円。27年12月期に売り上げ計上する予定で、26年12月期業績予想への影響はないとしている。
■fonfun <2323> 366円 (+23円、+6.7%)
fonfun <2323> [東証S]が4日ぶり急反発。29日の取引終了後に、SES(システムエンジニアリングサービス)・派遣事業を展開するICS(東京都中央区)の全株式を10月6日付で取得し子会社化すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。ICSは基地局向けのSES・派遣事業及び建設事業で大手通信キャリア及び通建3社と強固な取引基盤を持っており、大手通信キャリアからシステム開発を受託するfonfunとの親和性が高く、今後のグループ経営拡大に貢献すると判断した。取得価額は1億2100万円。なお、27年3月期業績への影響は精査中としている。
■SBG <9984> 6,430円 (+395円、+6.6%)
東証プライムの上昇率9位。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が急反発。前日29日の米国株市場ではNYダウなど主要株価3指数は揃って冴えない動きであったが、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は1%を超える上昇と気を吐いた。そのなか、ソフトバンクG傘下の英半導体設計アーム・ホールディングス <ARM> は3.6%強の上昇と戻り足が顕著だった。これがソフトバンクGの株価にも浮揚力を与えた。一方、同社が巨額出資している米オープンAIが直近、最低でも300億ドル(約4兆7000億円)の新たな資金調達を計画していると一部で報じられたことも刺激材料となったもようだ。
■フライト <3753> 218円 (+13円、+6.3%)
フライトソリューションズ <3753> [東証S]が急反発。同社は29日取引終了後、BtoB EC構築サービス「EC-Rider Primo(イーシーライダープリモ)」の導入企業を対象に、アピリッツ <4174> [東証S]との協業による分析支援オプション「アクセス解析ライトプラン」の提供を開始したと発表。これが材料視されたようだ。この取り組みは、フライトが培ってきたBtoB ECのシステム開発・業務設計の知見と、アピリッツのデータ分析・デジタルマーケティング支援のノウハウを組み合わせたもの。専門領域で実績を持つパートナーと連携することで、自社の強みであるBtoB EC基盤の開発・提供に経営資源を集中しながら、イーシーライダープリモのサービスを拡充するとしている。
■フジクラ <5803> 5,224円 (+293円、+5.9%)
フジクラ <5803> [東証P]が3日ぶり急反発。同社は30日、フュージョンエネルギー分野のリーディングカンパニーである米コモンウェルス・フュージョン・システムズ(CFS社)と高温超電導線材の長期供給契約を締結したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。この契約に基づき、フジクラはCFS社に対して1万キロメートルを超える高温超電導線材を供給する予定で、高温超電導線材に関する契約として過去最大規模。フジクラは、高温超電導線材を大規模に供給できる体制を整えるため、生産能力の増強に向けた投資を進めているという。
■アストロHD <186A> 1,262円 (+67円、+5.6%)
アストロスケールホールディングス <186A> [東証G]が続急伸。30日寄り前、英国子会社が同国国防省から1500万ポンド(約31億2000万円)で新規防衛案件の契約を獲得したと発表しており、材料視した買いが集まった。収益は複数事業年度にわたり計上される予定。顧客の要件に基づき、詳細は非開示とする。業績に与える影響は現在精査している。
■ニデック <6594> 2,355円 (+105円、+4.7%)
ニデック <6594> [東証P]が3日ぶり大幅反発。日本経済新聞電子版が29日夜、「ニデックが電子部品子会社のニデックコンポーネンツ(旧コパル電子)を売却する方針であることが29日、わかった」と報じた。米投資ファンドのカーライル・グループ <CG> と最終交渉に入っており、売却額は1000億円超の見通しと伝えている。報道を受けニデックは30日寄り前に「売却を検討していることは事実」とのコメントを開示した。ニデックは29日の取引終了後に、戒田理夫専務執行役員が同日付で社長に昇格し、前社長の岸田光哉氏は辞任したとも発表。同社株は社長人事と減損損失を巡る事前報道で28日に急落し、29日も下値を探る動きとなっていた。社長交代の正式発表と子会社売却報道を受け、一旦買い戻しの流れとなった。
■ヘッドウォ <4011> 2,340円 (+97円、+4.3%)
ヘッドウォータース <4011> [東証G]が4日ぶり大幅反発。29日の取引終了後、企業内の多様な業務ファイルをAIエージェント向けの共通データ資産へ自動変換する「SyncLect Silver Data Coordinator」の提供を始めたと発表しており、材料視した買いが入った。エンタープライズ企業向けソフトウェアライセンスとして展開する。同サービスでは製品仕様書や設計書、融資・審査資料などの人間が利用することを前提とした業務ファイルの内容・構造・文脈を、AIが解釈しやすいMarkdown(マークダウン)などに再構築。出所や権限、処理履歴なども付与することで、複数のAIエージェントやナレッジベースで再利用できるシルバーデータとして継続的に提供する。同サービスの活用を想定している業務ファイルをAIエージェントで利用するために、従来はデータエンジニアが解析方法や出力形式などをファイル種別や案件ごとに設計・調整する必要があった。今回提供を始めるサービスは、ファイル種別やAIエージェントが増える度にデータエンジニアリングを繰り返す構造を変え、AIエージェントの社内展開に伴うデータ準備人月の増加を抑制する。
■ライト <1926> 987円 (+39円、+4.1%)
ライト工業 <1926> [東証P]が3日ぶり大幅反発。東海東京インテリジェンス・ラボは29日、同社株のレーティングを3段階で真ん中の「ニュートラル」から最上位の「アウトパフォーム」に引き上げた。目標株価は4000円から4500円に見直した。第1四半期の良好な結果を受け業績予想を増額修正している。同ラボでは27年3月期通期の連結営業利益を173億円から181億円(会社計画168億5000万円)に見直した。良好な受注環境を背景に選別的な受注が継続しているとみられ、工事採算改善により今期以降も堅調な業績拡大が続くと予想している。
■コマツ <6301> 7,633円 (+235円、+3.2%)
コマツ <6301> [東証P]が大幅反発。日本建設機械工業会が30日、8月度の建設機械出荷金額統計を発表した。総合計が前年同月比5.1%増の2618億3900万円と10ヵ月連続で前年実績を上回っていることから、建設機械関連銘柄に物色人気が向かった。うち、油圧ショベルが同8.2%増の888億4700万円、トラクターが同37.9%増の374億2400万円となった。
■有沢製 <5208> 2,770円 (+85円、+3.2%)
有沢製作所 <5208> [東証P]が3日ぶり大幅反発。29日の取引終了後、半導体材料需要の増加を見据えた新工場建設について、経済産業省からの補助金交付が決まったと発表しており、好感した買いが集まった。採択されたのは「中堅・中小・スタートアップ企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」であり、補助上限額は21億2700万円。同社は補助対象外の追加投資分などを含め約140億円を投じる見通し。新工場は29年3月期に稼働する予定となっている。
■JX金属 <5016> 3,575円 (+89円、+2.6%)
JX金属 <5016> [東証P]が5日ぶり反発。29日の取引終了後に、世界最大級の酸化チタン顔料メーカーであるトロノクス・ホールディングス <TROX> とトロノクス社が検討を進めている レアアース製錬事業構想への参画に向けて、事業化可能性を検証する共同スタディを開始することで合意したと発表しており、これを好感した買いが入った。今回の共同スタディでは、トロノクス社及び第三者由来のレアアース鉱物を原料として、豪州及び米国などを候補地とするレアアースの精鉱・元素の分離、浸出、精製についての事業性評価を27年にかけて実施する。共同スタディ費用は総額3200万ドル(約50億円)を見込んでおり、両社がそれぞれ50%を負担する予定という。
■太陽誘電 <6976> 9,324円 (+207円、+2.3%)
太陽誘電 <6976> [東証P]が続伸。29日の取引終了後、TDK <6762> [東証P]と電子部品の共同開発などに関する業務提携について基本合意書を締結したと発表しており、材料視した買いが集まった。最先端の積層セラミックコンデンサー(MLCC)やインダクターをはじめとする電子部品の共同開発を主軸に、協業内容や役割分担について具体的に協議するほか、将来的な資本提携の可能性も検討。TDKも3日ぶりに反発した。
■ニフコ <7988> 2,399円 (+32円、+1.4%)
ニフコ <7988> [東証P]が3日ぶり反発。29日の取引終了後に、自社株1960万9228株(消却前発行済み株数の9.78%)を10月7日付で消却すると発表したことが好材料視された。消却後の発行済み株数は1億8085万6000株となる。なお、株数はいずれも9月30日を基準日とする1株から2株への株式分割を考慮した株数となっている。
■タクマ <6013> 2,977円 (+34円、+1.2%)
タクマ <6013> [東証P]が3日ぶり反発。30日、埼玉県蓮田市及び白岡市で構成される蓮田白岡衛生組合から、蓮田白岡環境センター焼却施設(埼玉県白岡市)の基幹的設備改良工事を受注したと発表しており、好材料視された。同工事ではごみ処理を継続しつつ、施設内の3つの焼却炉のうち2炉を対象に、定期的な維持管理や修繕では困難な燃焼設備や排ガス処理設備など主要設備の更新や補修を行い、20年間の延命化を目指す。また、電動機の高効率化やLED照明への更新などにより使用電力を削減し、CO2排出量の3%以上の削減を目指すほか、ごみ投入扉や焼却灰排出能力の増強により災害対応に向けた強靱化を図るとしている。なお、受注金額は非開示。工期は29年12月までとしている。
■インフォMT <2492> 720円 (+7円、+1.0%)
インフォマート <2492> [東証P]が続伸。29日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、香港に拠点を置く投資ファンドのオアシス・マネジメントによる株式保有割合が20.13%から21.36%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「発行者の経営陣との間で経営方針について意見交換を行い、説明を求めることを通じて建設的な対話を継続し、経営陣の方針及び企業戦略について理解を深めるための基礎を築くことにより、発行者の中長期的な企業価値を向上させ、コーポレートガバナンスを改善すること」としており、報告義務発生日は9月17日となっている。
※30日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース