【今週読まれた記事】リーマン・ショックを耐えた筋金入り“高配当銘柄”

特集
2020年3月20日 6時30分

株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は3月14日から19日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

今週も新型コロナウイルスの猛威が市場を席巻しました。NYダウ平均は連日1000ドル以上の乱高下の末に2万ドルの大台を割り、日経平均株価も2016年11月以来、終値で3年4ヵ月ぶり安値となる1万6552円まで下落。“リーマン・ショック級”あるいはそれを超えるといった声も聞かれる暴落相場の最中、投資家はどのように行動すべきでしょうか。また、この状況はいつまで続くのでしょうか。

<株探トップ特集>では今週、立て続けに新型コロナ関連の“緊急特集”を配信しました。13日に配信した「ノンストップ大暴落、リーマン超え新型コロナ『負の連鎖』の着地点 <株探トップ特集>」では、東洋証券ストラテジストの大塚竜太氏が「ひと言でいえばこれはAIトレードの暴走がもたらした下げ」と、騰落レシオ50%割れのなか更に売り込まれるなど人間の感覚が当てにできない状況を解説。また、松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「今のアルゴリズム売買は新型コロナ関連のニュースに呼応するケースが多い」「しばらくは短期志向の投資家も手を出すにはリスクの大きい地合いが続くだろう」と警鐘を鳴らしました。

15、16日のFRBと日銀の“緊急対策”に対して、市場は「日経平均429円安、NYダウは過去最大の2997ドル安」と、無慈悲な下落で応えました。17日に配信した「深まるコロナ危機、迷走する世界株市場と経済対策の行方を追う <株探トップ特集>」では、今回の経済危機で市場が期待しているのは“金融対策より財政政策”であることを指摘。「市場が持ちこたえている間に、政府が有効な政策を打ち出せるかが焦点となりつつある」と結んでいます。

新型コロナの感染を防ぐため、世界中で渡航制限や外出禁止などの対策が取られています。その副作用による経済への打撃が深刻となっていますが、ついに東京五輪の開催可否が取りざたされる事態となってしまいました。「急浮上する『東京五輪・延期論』、新型コロナに揺れる関連株 <株探トップ特集>」では、仮に中止・延期となった場合の関連銘柄への打撃を論じながらも、どのような形であれいったん結論が出れば「アク抜け感」となる可能性を記しています。市場は未来の事象を織り込むもの。悪材料も出尽くせば復活への光明も見えてきます。

そんななか、今週のランキングトップを獲得したのは「大混乱相場で脚光、リーマン暴落時にも負けなかった筋金入り高配当株 <株探トップ特集>」。今回の暴落で東証1部銘柄の加重平均配当利回りは約11年ぶりの3%台に。3月期決算企業の権利付き最終日が近づくなか、リーマン・ショックでも減配しなかった筋金入りの“高配当利回り銘柄”をピックアップしたこの記事は、2位以下に大差をつけての首位となりました。更なる相場の下落には注意が必要ですが、こうした優良銘柄の“買い場”が訪れていることも事実。慎重に拾いたいところです。

2位は人気相場コラム「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ オーバーシュートの主力株を二段、三段構えで狙え!」。東証1部の出来高が短期間に100億株を超えたことから「ここからはもうさほど売りは残っていないと見てよい(もちろん皆無ではないが)」と、出来高の推移が底打ちの判断材料になることを解説。その上で更なる下落に備え「二段、三段構えで拾っておきたい」と述べています。

そのほか、相場コラムはどの記事も上位にランクインしています。「日経平均は依然として1万6000円台半ばまでの下振れ余地はある」としながらも、「向こう1ヵ月でみれば1万9000円台回復から場合によっては2万円近くまでの戻りがあって不思議はない」と見通しを示した「馬渕治好氏【再び1万7000円割れ、相場復活の日はいつか】(1) <相場観特集>」は、相場観特集としては異例の人気でトップ10入りとなりました。

【杉村富生の短期相場観測】 ─ 恐怖の出現は底打ちのシグナルだぞッ!

【村瀬智一が読む!深層マーケット】 ─ 金融大波乱!日銀ETF買い入れ枠拡大を前提に絞り込む

富田隆弥の【CHART CLUB】 「『彼岸底』が来た?」

植草一秀の「金融変動水先案内」 ―パンデミックの現実を踏まえる-

山内俊哉氏【再び1万7000円割れ、相場復活の日はいつか】(2) <相場観特集>

投資テーマ関連の記事は、「『WEB就活元年』、新型コロナの感染拡大で商機獲得の“勝ち組株”選抜 <株探トップ特集>」が上位ランキング入り。オンライン上で就職・採用活動をする流れが新型コロナ対策によって一気に普及するとして、オンライン・イベントやウェブセミナーなどのツールやWEB就活に特化したサービスを展開する企業を紹介して多くのアクセスを獲得しました。

『巣ごもり』関連が5位、新型コロナ対応で需要追い風の銘柄群<注目テーマ>」もよく読まれ上位入り。新型コロナ対策で外出を控え、在宅での消費が高まることで恩恵を受ける銘柄群が“巣ごもり関連”です。いま株式市場で注目を浴びているのは例外なく新型コロナに関わる銘柄といえます。

“リーマン・ショック超え”の声も聞かれるような暴落の最中においても、したたかな投資家は押し目買いの機をうかがっています。“株探プレミアム”専用記事「反発狙いなら、まず高利回り? ~Bコミさんに緊急インタビュー(中)」では、暴落からの反発を狙う際の注意点をハンドルネーム“Bコミ”で知られる元ファンドマネージャーの坂本慎太郎さんにお聞きしました。坂本さんは相場が反発しても上値が重いと予想しており、そのなかで買いの候補に“高利回り銘柄”を挙げています。では、高利回り狙いでチェックすることとは何でしょうか? 先週配信した緊急インタビューの上編も共にランキング入りする人気となりました。

プレミアム専用記事は、非会員の方でも1ページ目が無料でご覧いただけます。また、株探プレミアムは初回登録時のみ30日間の“無料体験”ができますので、この機会にぜひお試しください。この欄には書ききれない株探プレミアムの魅力的な機能は、リニューアルして見やすくなった「株探プレミアムのご紹介」ページをぜひご覧ください。

スクリーニング系の記事はこの相場でアクセスが減るかと思いきや、人気を堅持しています。19年10-12月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をピックアップした「利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 24社選出 <成長株特集>」はトップ5入りとなりました。更に先週配信の「利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾 20社選出 <成長株特集>」も上位入りしています。

そのほか、定番人気の<割安株特集>もよく読まれています。相場が底入れした時のため、今の内に候補選定を進めるのはいかがでしょうか。

3月配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 「東証1部」編 <割安株特集>

3月配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 「2部・新興」編 <割安株特集>

10万円以下で買える、経常最高益&低PER「お宝候補」23社【東証1部】編 <割安株特集>

10万円以下で買える、経常最高益&低PER「お宝候補」20社 【2部・新興】編 <割安株特集>

テクニカルアナリストの横山利香さんによる、株探の世界をより深く楽しめるようになる実践ガイド「ゼロから始める『株探』の歩き方 ― (16)リスク管理を徹底して信用取引を活用しよう」が配信されました。前回に続き、“信用取引”についてメリットやデメリット、仕組みを解説。ソニー <6758> の個別情報ページを例にとって具体的なチェックポイントや注意点を指南しています。この連載を読んでぜひ“株の達人”を目指してください。

引け後の材料をまとめてチェックできる株探の定番記事「【明日の好悪材料】」と「本日の【サプライズ決算】」。上手く使えば大いなる時短となる株探の人気記事です。今週掲載された記事は以下の通りです。

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月13日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月16日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月17日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月18日発表分)

★本日の【サプライズ決算】速報 (03月13日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (03月16日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (03月17日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (03月18日)

その日一日の株式市場を総括し、翌日の戦略を指南する「明日の株式相場戦略」。今週は、朝方に624円安まで売り込まれた後、一時550円高まで駆け上がり結局9円高に終わった17日の「明日の株式相場戦略=パニック疲れの買い、目先底入れか」がトップ10入りしました。まとめて読めば相場の流れが手にとるようにわかります。ぜひ通してご覧ください。

明日の株式相場戦略=手の内のジョーカーを切ったFRB

明日の株式相場戦略=パニック疲れの買い、目先底入れか

明日の株式相場戦略=SBG株下落が示唆する負の連鎖

来週の株式相場戦略=TOPIXに反転の萌芽も、日銀ETF買いで潮目に変化

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