【今週読まれた記事】材料株は“百花繚乱”、相場に実需の火はつくか

特集
2019年10月19日 6時30分

株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は10月12日から18日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

先週末11日に246円高、3連休明け15日は408円高、16日に265円高。日経平均株価は連日窓を開けての3連騰で一気に2万2000円の壁を上抜き、16日に2万2615円と年初来高値を更新。カブドットコム証券 投資情報室 マーケットアナリストの山田勉氏は、15日配信の<相場観特集>で「対中関税引き上げ見送り自体はインパクトに乏しいとはいえ、米中両国とも合意を求めているというムードをマーケットが感じ取ったことが大きい」と指摘。第一生命経済研究所 経済調査部 主任エコノミストの藤代宏一氏は「意外にもみえるが、世界的に製造業の景況感は底を打ち始めていると思う。足もとの株価上昇はこのことを表しているとみている」と述べています。

年初来高値を更新した16日の「明日の株式相場戦略=『三空踏み上げ』の先に広がる景色」では、この日の急上昇を「“リスクを取る動き”が加速したといっても、実需の買いが売りを凌駕して力ずくで上値を駆け上がるというのではなく、売り方の買い戻し主導でつむじ風に巻かれるような上昇」と表現。ここからは「海外投資家の日本株買い(現物買い)に火がつくかどうかがカギ」としています。この記事は多くのアクセスを集め、アクセスランキングトップ10入りまであと僅かに迫りました。

米中協議が進展し市場はリスクオンムードとなっていますが、もちろんこれで米中問題が解決という訳ではありません。武者リサーチ代表の武者陵司氏による「米中貿易戦争下、中国の危機突破戦略は何なのか」は、中国がこれまで採ってきた政策と戦略を全3回にわたって徹底分析。米中貿易戦争の今後を考える上で必読のコラムとなっています。更に、米中貿易戦争が今後5年、10年と常態化することを指摘した「ニューノーマルと化した米中覇権争い、日本株にチャンスが」を16日に配信しています。こちらもぜひご覧下さい。

武者陵司 「米中貿易戦争下、中国の危機突破戦略は何なのか」(1)

武者陵司 「米中貿易戦争下、中国の危機突破戦略は何なのか」(2)

武者陵司 「米中貿易戦争下、中国の危機突破戦略は何なのか」(3)

武者陵司 「ニューノーマルと化した米中覇権争い、日本株にチャンスが」

来年の米大統領選に浮上した新たなリスクに留意するよう促した「【杉村富生の短期相場観測】 ─ ウォーレン・ショック?を頭の片隅に!」の杉村氏や、大イベント前のポジションは「様子見が基本」と諭した「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 大イベントには“後出しジャンケン”で対処!」の北浜氏は今週も大人気となっています。そのほか以下の記事も多くの方に読まれています。レンジブレイク後のトレンドを予想するヒント満載の相場コラム、どの記事もお見逃しなく。

【村瀬智一が斬る!深層マーケット】 ─市場の関心は米決算に移るか?

富田隆弥の【CHART CLUB】 「相場に従う、NYダウ放れの方向は?」

植草一秀の「金融変動水先案内」 ―振り回すトランプ大統領に振り回される金融市場

今週のランキングトップは、現在の株式市場を「主力株が指数連動で主体性のない動きを示すのとは対照的に、人気の投資テーマに沿って材料株が花を咲かせるシーンが多くみられるようになった」と指摘し、マーケットを賑わす注目テーマに乗る材料株のうち“株価がまだ3ケタ台の中低位株”を選りすぐった「材料株“百花繚乱”、上昇メガトレンドに乗る『選ばれし中低位7銘柄』 <株探トップ特集>」が獲得。個人投資家の主戦場である中低位材料株にフォーカスを当て、選りすぐり7銘柄を紹介して断トツの人気となりました。

続いて多くのアクセスを集めたのが「本番突入『半導体関連』逆襲高のステージ、EUV技術が開拓する新たな地平 <株探トップ特集>」。軟調地合いの続いていた半導体関連株の回復傾向が鮮明となっています。その原因や最新動向を踏まえ、いま注目される関連企業をピックアップしました。

そのほかにも、台風被害の影響で災害対策関連のテーマが注目されるなど、投資テーマ関連の記事の多くが上位ランキング入りしました。また、先週大きな反響を呼んだ「ノーベル賞が鳴らす復活の鐘、リチウムイオン電池関連『最強ストック5選』 <株探トップ特集>」は2週連続のランクインとなっています。

「復興関連」が7位、相次ぐ自然災害で建設関連に資金向かう<注目テーマ>

「水害対策」が2位にランク、台風19号による甚大な被害で課題が浮き彫りに<注目テーマ>

「台風対策」が6位、台風19号への警戒で注目度急上昇<注目テーマ>

人材関連にフォローの風、政策支援で急浮上するハイスペック銘柄を追え <株探トップ特集>

裾野広がる「アウトドア関連」 前方視界良好、青空圏走る人気株も輩出 <株探トップ特集>

来週25日から3月期決算企業による上期決算発表の集中期間が始まります。それに先立ち、業績予想を上方修正する企業を“大予想”した「今週の上方修正【大予想】 20社選出 <成長株特集>」がランキングのトップ5入りとなりました。この記事は“株探プレミアム”限定機能の一つ「業績修正履歴」を元にしており、機能の活用方法を学ぶこともできます。ご自身でも上方修正する可能性の高い企業を探してはいかがでしょうか。また、10日に配信した「好業績続く“中小型株”、上期【業績上振れ】候補 32社選出 <成長株特集>」が2週連続のランクイン。こちらは業績好調な中小型株に焦点を当てています。

決算発表集中期間入りを控えての特集では、株価指標面の割安基準も加味した「発表迫る、低PBRの20年3月期【上方修正】期待リスト <成長株特集>」も多くの方に読まれています。そのほか、定番人気の<割安株特集>もすべてランキング入りしています。銘柄選択の参考にぜひご覧下さい。

10月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>

【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 10月16日版

10万円以下で買える、2ケタ増益&低PBR「お宝候補」20社 【東証1部】編 <割安株特集>

10万円以下で買える、2ケタ増益&低PBR「お宝候補」17社【2部・新興】編 <割安株特集>

“株探プレミアム”専用記事では、先週末に配信した「すご腕投資家さんに聞く『銘柄選び』の技 某OL(emi)さんの場合」の第2回が、プレミアム専用記事にも関わらずトップ10入りする快挙となりました。わずか3年で“億り人”になった「某OL(emi)」さんによる、個別株投資の具体的な銘柄選びの着眼点が語られています。まだお読みでない方はぜひ。

18日には、株探プレミアム専用・リポート「まだ終わらないスルガ銀の不正融資事件――『かぼちゃの馬車事件』のその後(最終回)」を配信。被害者700人以上という、女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」事件。その“準主役”といえるスルガ銀行 <8358> と被害者との交渉についての克明リポート、必見の内容です。「株探プレミアム専用コラム」は、非会員の方でも1ページ目がご覧いただけますので、ぜひご覧下さい。

また、「株探プレミアム」は初回登録時に限り30日間の無料体験ができます。専用コンテンツの他にも、新機能の「成長性」や「収益性」の最大25期表示、広告非表示、お気に入り銘柄の登録無制限といった投資に役立つコンテンツ・機能が満載となっていますので、この機会にお試しください。

引け後の材料をまとめてチェックできる株探の定番記事「【明日の好悪材料】」と「本日の【サプライズ決算】」。上手く使えば大いなる時短となる株探の人気記事となっています。今週掲載された記事は以下の通りです。

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月11日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月15日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月16日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月17日発表分)

★本日の【サプライズ決算】速報 (10月11日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (10月15日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (10月16日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (10月17日)

その日の相場を振り返り、翌日の投資戦略を指南する「明日の株式相場戦略」は、冒頭で紹介した「明日の株式相場戦略=『三空踏み上げ』の先に広がる景色」があとわずかでトップ10入りとなるなど、定番記事として認知度が高まってきています。日々のまとめに、明日の予習に。ぜひご活用ください。

明日の株式相場戦略=往来圏を突き抜けるか正念場

明日の株式相場戦略=「三空踏み上げ」の先に広がる景色

明日の株式相場戦略=EV、5G、半導体関連で強い株につく

来週の株式相場戦略=堅調地合い継続も、「5G」関連の物色を注視

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決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
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