【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、半導体関連中心に買い戻しが優勢 (6月9日)
日経平均株価
始値 64625.26
高値 65485.16
安値 63918.96
大引け 65416.63(前日比 +1392.03 、 +2.17% )
売買高 25億227万株 (東証プライム概算)
売買代金 10兆9342億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり反発、1400円近い上昇で6万5000円台回復
2.米半導体株高を受け同関連株中心に買い戻される展開に
3.朝高後いったん値を消すも、その後再び上値指向強める
4.日銀の利上げと国債買い入れ減額停止の観測報道伝わる
5.やや偏った物色で値上がり銘柄は全体の54%にとどまる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比80ドル安と続落した。米長期金利の高止まりを背景にアップル<AAPL>など主力株の一角が売られた。
東京市場では、半導体関連の主力どころが買われ、日経平均株価を押し上げた。朝高後に値を消す場面もあったが、その後買い直され結局1400円近い上昇で取引を終えた。
9日の東京市場は、前日の米国株市場で半導体関連株が買い戻されたことで投資家のセンチメントが改善、同関連株を中心にAIデータセンターの周辺銘柄が軒並みリバウンドに転じた。ただ、朝方は先物主導で買い優勢となったものの、その後は伸び悩み上げ幅を縮小、一時はマイナス圏に沈む場面もあった。その後はイラン情勢が戦闘終結の方向で交渉が進んでいるとの観測が広まり、空売り筋の買い戻しを誘発、再び上値を指向した。今月開催される日銀金融政策決定会合で利上げの可能性が高いことが報じられたが、国債買い入れ減額の停止なども伝わったことで、長期金利が低下し株式の相対的な割高感が後退、全体指数に浮揚力が加わった。もっとも、プライム市場の値上がり銘柄数は全体の54%にとどまっており、値を下げる銘柄数もそれなりに多かった。なお、売買代金は後場に膨らみ11兆円近くに達した。
個別では、相変わらず群を抜く売買代金をこなしたキオクシアホールディングス<285A>が大きく買い戻されたほか、村田製作所<6981>も大幅高、太陽誘電<6976>はストップ高に買われた。東京エレクトロン<8035>が大きく水準を切り上げ、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>なども高い。ルネサスエレクトロニクス<6723>も値を飛ばした。大真空<6962>、日本電波工業<6779>が急騰、ヨコオ<6800>も大幅高。パナソニック ホールディングス<6752>、イビデン<4062>、ローム<6963>なども急伸をみせた。
半面、三井金属<5706>が売られ、三菱重工業<7011>、日立製作所<6501>なども冴えない。日東紡績<3110>も下値を探った。フィックスターズ<3687>が続急落で値下がり率首位、テラスカイ<3915>が大きく売られ、ダブル・スコープ<6619>、武蔵精密工業<7220>も大幅安。レノバ<9519>、アステリア<3853>などが値を下げ、堺化学工業<4078>、テスホールディングス<5074>などの下げも目立つ。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、キオクシア <285A>、イビデン <4062>、太陽誘電 <6976>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約1068円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、日東電 <6988>、ソニーG <6758>、大塚HD <4578>、中外薬 <4519>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約105円。うち61円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は21業種。上昇率の上位5業種は(1)電気機器、(2)保険業、(3)証券・商品、(4)その他金融業、(5)サービス業。一方、下落率の上位5業種は(1)石油・石炭、(2)鉱業、(3)倉庫・運輸、(4)医薬品、(5)空運業。
■個別材料株
△森永乳 <2264> [東証P]
三菱UFJ <8306> など大株主浮上で株高思惑に拍車。
△リガクHD <268A> [東証P]
グループ会社が参画する共同研究成果が世界的学術誌に掲載。
△高度紙 <3891> [東証S]
AIサーバーのコンデンサー用セパレーターで商機拡大。
△イビデン <4062> [東証P]
米インテル<INTC>の株価急伸に連動高。
△アピリッツ <4174> [東証S]
資本業務提携でフィジカルAI領域へ参入。
△HEROZ <4382> [東証S]
26年4月期最終利益大幅増額受け買い戻しに点火。
△石井表記 <6336> [東証S]
AI関連向け需要の拡大で2~4月営業益は99%増。
△パナHD <6752> [東証P]
データセンター向け蓄電池の売上高目標をポジティブ視。
△東エレク <8035> [東証P]
米SOX指数の急反発で半導体関連は総じて反発。
△スマバ <9417> [東証S]
ヤマト運輸の新サービス構築を支援。
▼武蔵精密 <7220> [東証P]
量産体制確立への見極め必要としてみずほ証券が格下げ。
▼BTCJPN <8105> [東証S]
東証が信用規制。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)太陽誘電 <6976>、(2)Jディスプレ <6740>、(3)大真空 <6962>、(4)村田製 <6981>、(5)日電波 <6779>、(6)ヨコオ <6800>、(7)パナHD <6752>、(8)イビデン <4062>、(9)東エレク <8035>、(10)ローム <6963>。
値下がり率上位10傑は(1)Fスターズ <3687>、(2)WSCOPE <6619>、(3)武蔵精密 <7220>、(4)テラスカイ <3915>、(5)レノバ <9519>、(6)アステリア <3853>、(7)スカJSAT <9412>、(8)堺化学 <4078>、(9)テスHD <5074>、(10)TOREX <6616>。
【大引け】
日経平均は前日比1392.03円(2.17%)高の6万5416.63円。TOPIXは前日比43.73(1.14%)高の3896.11。出来高は概算で25億227万株。東証プライムの値上がり銘柄数は842、値下がり銘柄数は670となった。東証グロース250指数は740.60ポイント(7.44ポイント安)。
[2026年6月9日]
株探ニュース