【今週読まれた記事】“夏枯れ知らず”中小型株の青天井銘柄を追え
株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は8月15日から21日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。
東証1部の売買代金は連日1兆8000億円未満という“超”閑散。本格的な夏枯れ相場が到来しています。日経平均株価は週末にかけ2万3000円大台を割ってしまいましたが、テクニカル的には8月13日に空けたマドを埋めにいく動きであり、想定内とみる向きが多いのではないでしょうか。とはいえ「過剰流動性 VS. 実体経済」の綱引きは常に形勢が揺れ動いており、状況によっては大幅調整というシナリオも頭に入れて行動する必要があります。
「【村瀬智一が斬る!深層マーケット】 ─ 『バリュー株の見直し続く、経済再開による収益改善などが選別ポイント』」の村瀬氏は、14日執筆の記事で「3月の下落局面で積み上がっていたショートカバーは一巡したとの見方もされやすく、日経平均は目先2万3000円台を固める流れになりそうである」と、一段の上昇にはまだ時間がかかると指摘。この記事は多くの方に読まれ、アクセスランキング上位入りとなりました。
<相場観特集>で見通しを伺った松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「仮に強気相場が加速しても1月の高値2万4115円(ザラ場ベース)近辺が上限だろう。また、下値については米中摩擦の行方次第で2万2000円台を割り込むような深押しもあり得るとみている」と、新型コロナウイルスや外部環境次第で大きく展開が変わると予想しています。
そのほか、人気相場コラムでは「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 見直し買いの上昇気流が低空飛行銘柄を押し上げる!」がランキング5位と絶好調、以下のコラムもすべて上位ランキング入りとなっています。相場観特集では窪田氏のほか、上田ハーロー執行役員の山内俊哉氏に為替の見通しを伺いました。
【杉村富生の短期相場観測】 ─8月相場は筆者の予測とは"真逆"の展開に!
武者陵司 「コロナパンデミック、最悪期は過ぎたのでは、ならば株高は当然」
今週、ひときわ目を引いたのは東証マザーズ市場の値動き。13日から5連騰、1日置いて週末も大幅反発して2年2ヵ月ぶりの高値圏に上昇しています。売買高もマザースに限っては夏枯れをまったく感じさせない水準が続いており、中小型株物色の地合いが非常に強いことを物語っています。
そうしたなか、今週のアクセスランキングトップとなったのは「利益成長【青天井】銘柄リスト〔第3弾〕 12社選出 <成長株特集>」。本決算月にかかわらず、4-6月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込むという“利益青天井”銘柄をリストアップした特集の第3弾です。ちなみに先週配信の〔第2弾〕も2週連続ランクイン。前述の村瀬氏も「決算発表が一巡したことで、今後は改めて業績を評価した物色へと向かいやすい」と述べている通り、好業績企業を特集した記事は今週大きな支持を獲得しました。
4-6月期の経常利益が前年同期比で“倍増”した銘柄にスポットを当てた「コロナ禍の4-6月期【利益倍増】企業はこれだ!〔第1弾〕 <成長株特集>」は週の半ば配信にもかかわらず上位ランキング入り。待望の第2弾は23日19時30分の配信予定です。そのほか以下の記事も多くの方に読まれています。銘柄選択の参考にご覧ください。
コロナ直撃の4-6月期に【増収増益】達成リスト <成長株特集> 8月14日版
【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 8月19日版
8月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>
10万円以下で買える、増益増収&低PBR 27社 【東証1部】編 <割安株特集>
10万円以下で買える、増益増収&低PBR 23社 【2部・新興】編 <割安株特集>
投資テーマ関連では、新型コロナウイルスに関する新情報や感染対策の新局面を特集した記事が上位に並びました。これまで否定されてきたコロナウイルスの“空気感染”が実際は起こり得るという研究結果から、新たな感染対策として注目される「空気清浄化」の関連銘柄を探った「新型コロナ『エアロゾル感染』を防止せよ、高まる空気清浄化の重要性 <株探トップ特集>」、感染の実態を把握するために不可欠な「PCR検査」の最前線を追った「『PCR検査関連』に新局面、コロナ感染拡大で再脚光浴びる“最前線”銘柄 <株探トップ特集>」の両記事は共にランキングトップ10入りとなりました。また、「アンジェス---コロナワクチン、第1・2相臨床試験の接種完了および今後の臨床試験の予定を発表」は大きな反響を呼び、個別銘柄ニュースにもかかわらず見事ランクインとなりました。
新型コロナ関連以外にも注目のテーマは数多くあります。今週は以下の記事がランクインしています。
注目度“赤マル上昇中”、「ふるさと納税」で意外な人気沸騰株チョイス <株探トップ特集>
食材需要“異変”に立ち向かえ 再出発「食品ロス削減」の今 <株探トップ特集>
激増“宅配需要”とクライシス、「物流テック関連」効率化への疾走 <株探トップ特集>
「巣ごもり」関連が4位、コロナ禍でも業績成長トレンドまっしぐら<注目テーマ>
「バイオテクノロジー」関連が16位、新型コロナ巡る思惑や決算など材料豊富<注目テーマ>
株探プレミアム専用コラムは、今週は2記事を配信。ファイナンシャルプランナー清水香氏による「それって常識? 人生100年マネーの作り方」の第11回「あなたの自治体の洪水ハザードマップは新基準? 浸水リスクに応じ火災保険料に格差も」は、近年日本でも多大な被害をもたらしている水害リスクの認識・対策がテーマ。今年7月の豪雨被害はもちろん、昨年記録的な豪雨をもたらした台風19号の被害も記憶に新しい出来事です。記事は「洪水ハザードマップ」を確認することからスタートし、旧基準と新基準の違い、水害をカバーする保険についてなど、非常に有益な情報が掲載されています。人生100年時代、リスクと正面から向き合い、賢い対策を取って資産を形成しましょう。
2記事目はマネックス証券・執行役員チーフアナリストの大槻奈那氏による「だからあなたは損をする~心理バイアスの罠にはまらない技」の第7回「『噂で買わず、事実で買う』でも間に合う? ⇒コンサバティズム・バイアス」。“噂で買って事実で売る”という相場格言がありますが、大槻氏によると“事実”まで待ってから買っても決して遅くはないようです。記事では配当の「増配・減配」に注目し、増配を発表した企業が長期にわたって減配企業を凌ぐパフォーマンスを上げていることを示します。決算の好調を評価され既に上昇してしまっている銘柄も、長期的には伸びしろが期待できるようです。リスクのある決算プレイよりも、じっくり銘柄を見定めてからの中長期投資が安定したリターンを生むのかもしれません。
株探プレミアム専用記事は、非会員の方も1ページ目が無料でお読みいただけます。また、株探プレミアムは初回登録時のみ30日間の“無料体験”ができます。まだお試しでない方はぜひ無料体験をお試しください。株価のリアルタイム化、通期業績の25期表示や「成長性」表示など、魅力的な機能が満載の株探プレミアム。詳細はリニューアルして見やすくなった「株探プレミアムのご紹介」ページをご覧ください。皆様のご加入をお待ちしております。
テクニカルアナリストの横山利香さんによる「株探」の世界を隈なく探索するための実践ガイド第26回「ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (26)トレンドフォロー戦略に適した銘柄を選んで取引しよう」が配信されました。今回は、相場の流れに対して“順張り”する戦略で役に立つ指標を紹介します。「銘柄探検」ページから確認できる「一目均衡表」「パラボリック」「新値3本足」について図解入りで詳しく解説。銘柄探検ページの使い方アドバイスもあり、初心者の方でもすぐにこれらの指標を活用できます。この連載を読んでぜひ“株の達人”を目指してください。
引け後の情報をまとめてチェックできる「明日の好悪材料」「本日の【サプライズ決算】」は今週も大人気となり、すべてランクインしています。うまく使えば大きな時短となる記事です。「明日の好悪材料」を題材にした株探プレミアム専用コラム「和島英樹の『明日の好悪材料Next』~第12回 『防災減災、郊外型住宅、情報セキュリティなどに注目』」も大好評連載中です。
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月14日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月17日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月18日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月19日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月20日発表分)
その日一日の株式市場を総括し、翌日の戦略を指南する「明日の株式相場戦略」。今週は4-6月期の実質GDPが27.8%減という歴史的数値となるも、株式市場はおおむね冷静に受け止め200円未満の下げにとどまったことを解説した17日の「明日の株式相場戦略=DX、半導体、不動産の出遅れに照準」が特に多くの方に読まれました。
明日の株式相場戦略=直近IPO繚乱、ドル安で気迷いもマザーズ開花
明日の株式相場戦略=人気の裾野広がる直近IPO銘柄、強い株につけ
来週の株式相場戦略=省力相場の行方探る展開、東証マザーズ人気の動向注視
株探ニュース